長唄(唄)
七代目杵屋 和吉きねや わきち
長唄唄方の名跡。長唄一家に生まれ、人間国宝・東音宮田哲男に師事。2022年に七代目杵屋和吉を襲名。正統派の長唄唄方として高い支持を集める。
二代目 杵屋 禄三(きねや ろくぞう)
PRODUCED BY 長唄のとびら
Nagauta & Hauta — an evening in Kyoto
京都花街の魅力を、わかさの舞台で。
数百年の伝統を、新しい舞台で次世代へ。
ご あ い さ つ
京都の花街は、数百年にわたり磨き上げられてきた、日本最高峰の伝統伎芸と「おもてなし」の文化を今に伝える生きた文化遺産です。茶屋の座敷に響く唄と三味線、舞の所作のひとつひとつに、京の四季のうつろいと人の情がそっと織り込まれています。
なかでも長唄は、江戸時代に歌舞伎舞踊の伴奏音楽として大成した、唄・三味線・囃子が一体となって紡ぐ華やかな声楽。物語を描く詞章、艶やかな三味線、小鼓や笛が生み出す「間(ま)」——わずか一曲のうちに情景も人も心移ろい、聴く人を誘います。
本公演では、長唄の名跡を受け継ぐ唄方・三味線方の至芸に、芸妓の舞と端唄を添えて、お座敷そのものの風情をお届けします。各花街の歴史と特色に敬意を払い、演者とともに磨き上げた、ひと夜かぎりの調べ。どうぞごゆるりとお楽しみください。
曲 目 解 説
洛北・八瀬の大原女(おはらめ)が薪や炭を頭に載せ、京の町々を商い歩く、のどかな姿を唄った風情ある一曲。
端唄を代表する恋の唄。短いながらしっとりとした情緒をたたえ、お座敷唄として長く親しまれてきた名曲。
幕末の寄席で唄い始められたと伝わる。木材を運ぶ労働歌「木遣り唄」を座敷唄に崩した、江戸の粋を感じさせる曲。
「秋の夜長に 主に逢う夜の 短さよ」と唄われる小品。長い秋の夜も愛しい人と過ごせばあっという間、という切ない恋心を映す。
端唄屈指の名曲。長崎の史跡料亭「花月」で生まれたとされ、しとしとと降る春の雨の情景に、細やかな心情が美しく重なる名調子。
東山や円山の四季の風物を詠み込んだお座敷遊びの定番曲。先斗町・祇園東の芸妓による華やかな舞とともにお届けします。
明治期、三代目杵屋正次郎が駿河の富豪の別荘庭園に感嘆して作曲したと伝わる、荘重で格式高い長唄。七代目杵屋和吉の襲名披露でも演奏された名曲。
出 演
長唄(唄)
七代目杵屋 和吉きねや わきち
長唄唄方の名跡。長唄一家に生まれ、人間国宝・東音宮田哲男に師事。2022年に七代目杵屋和吉を襲名。正統派の長唄唄方として高い支持を集める。
二代目 杵屋 禄三(きねや ろくぞう)
三味線
五代目杵屋 勝松きねや かつまつ
重要無形文化財(長唄)総合認定。8歳より三味線を始め、2005年に五代目を襲名。坂東玉三郎丈の地方、市川團十郎丈の立三味線を勤め、歌舞伎座・国立劇場等で活躍。江戸端唄鶯聲流を創立。
二代目 杵屋 禄宣(きねや ろくのぶ)
舞踊・端唄
市笑いちえみ / 先斗町 芸妓
舞踊・端唄
富多愛とみたえ / 祇園東 芸妓
端唄
鶯聲 真規おうせい まき
鳴り物
藤舎 清鷹 / 藤舎 成光 / 藤舎 伝生
MC
杵屋 松梨(きねや まつり)
S T A G E
伝統芸能と、最新のLED演出が出会う。
京都・四条烏丸に生まれた、ほかにはない檜舞台。
「わかさの舞台」は、2025年春に京都・四条烏丸に開業した総合体験ストア WAKASA & CO. KYOTO の2階に誕生した舞台空間です。あたたかな檜(ひのき)の舞台と、迫力ある大型LEDスクリーンが一体となり、桜舞う京の春や四季の名所が背景として立ち上がる——現地に訪れたかのように没入できる、非日常の座敷です。
手がけるのは、ブルーベリーと“目のこと”をテーマに歩んできた わかさ生活。同じ建物には、1階のブルーベリー専門カフェ、2階のアフタヌーンティーラウンジとクラフトジンのバー、そして5階には目の健康を願う「メノコト神社」が並びます。週末には古典芸能・落語・音楽・親子イベントなど、伝統と最新演出が交わる催しが開かれてきました。
四条烏丸という京都の中心地から、花街と長唄が育んできた美意識を、世代や国境を越えて未来へ手渡してゆく。本公演は、その舞台にふさわしい、ひと夜かぎりの特別なプログラムです。
I N F O R M A T I O N
F L Y E R